• 胡蝶蘭
  • 胡蝶蘭に蟻(アリ)がたくさん寄ってきています。なぜでしょうか?また対処法は? 

胡蝶蘭には、葉の裏から蜜のような液が出ていることがあります。
それに蟻が寄ってくることがあります。
その他にも、根が腐っていたり、アリの寄りそうな肥料を上げていたりします。
対処法としては、薬散よりも巣に持ち帰って全体を全滅させるような、粒状の害虫駆除剤が効果的です。

  • 昨年植え替えた胡蝶蘭ですが、根がまた上がって来ました。何故ですか、鉢が小さすぎるのでしょうか。考えられる理由をお教え下さい。 

考えられる理由は、品種の問題、根が外に出やすい品種の可能性があります。胡蝶蘭はご存知かも知れませんが着生蘭(間伐や成木に直接着く植物)が原種になっております。そのため根は物の表面を這って栄養を吸収するような性質があるのです。なので根が鉢の外に出ることは普通の事なのです。それから胡蝶蘭に使われている培養土(水苔、バーク等)のPh(ペーハー)が極端に酸性になっていると考えられます。酸性の培養土の場合、根は鉢の中で栄養が吸収できず外の栄養を求めるようになります。この場合古い培養土を取り除いて新しい物で植え替えることをお勧めします。

  • 胡蝶蘭の花がすべて終わりました。その後、どのようにすればいいですか?また、花の終わった枝は切ったほうがいいのでしょうか? 

花の終わった枝は残しとくことをお勧めします。私たち生産者の場合、胡蝶蘭の株を大きく育てるため枝を残しません。しかしほとんどの胡蝶蘭が一年に一度花を咲かせます。そして、しばしば二年目にも花を咲かせることがあるのです。株が腐らないように保っていれば、いずれ咲きます。もし枝が黄色くなったり、乾燥したような状態になったときは取り除いてください。その場合、株元から再び花芽が出てくるはずです。根の数が多ければそれだけ花の数がつきます。

  • どのくらいの間隔でいつ水を上げればいいのですか? 

お手元の胡蝶蘭が完全に乾燥しきる前が一番良いタイミングの潅水です。これは湿度の少し高いところで、根がしっかりしていることが前提です。適度の水以上に上げすぎないことです。判断の方法は、指で胡蝶蘭のミズゴケを触って見てください。乾燥しているのか、乾燥していないのかわかります。温度や湿度によって乾燥具合が左右されますので、その時の判断をするのに重要な方法です。
胡蝶蘭に使われる培用土にバークがあります。木のチップです。この場合、一週間に一度水を上げてください。ミズゴケの場合、10日に一度、水を上げるのを目安にしてください。胡蝶蘭に使われている培用土が何なのかをしっかり把握してください。
少しでも水を上げるのをためらうぐらいの乾燥の場合、潅水を先に延ばした方がいいでしょう。水の上げすぎは病気の発生や病害虫を寄せ付ける原因になります。そして水を上げる場合は、午前中が良いです。それと葉水と言って葉に水をスプレーしてください。

  • 胡蝶蘭を育てるのは大変ですか? 

いいえ!胡蝶蘭は家の中で育てる植物のように、水、肥料、光そして空気あれば大丈夫です。それから人が快適な温度帯が胡蝶蘭にも最適です。(20〜28度)
胡蝶蘭は簡単でそしてもっとも育てがいのある植物のひとつです。原種から多様な交配種ができています。それらの品種は家庭内で育てることができるようになりました。もしグリーンハウスのような環境ならば、最初の花が咲いてから2〜3ヶ月間楽しめます。

  • 胡蝶蘭に香りがありますか? 

ほとんどの品種の胡蝶蘭には香りがありません。ごくわずかに香りのある胡蝶蘭は、phal. amboinensis, phal. violacea, phal. gigantea, そして phal. venosa などです。これらは、とても暖かい日中に、匂いを嗅ぐことができます。